文字捨て場

不要になった文字たちを供養する場所

名言とは何なのかを名言から学ぶ

無知の知。汝自身を知れ。 

 

古代ギリシアの哲学者、ソクラテス大先生が残した名言です。

はい、さっそく「ブログあるある」出ました。

ブログの冒頭が有名人の名言で始まりがち

この調子でどんどんブログあるあるの採用実績を更新していきたいと思います。

 

前回、約1年4か月ぶりにブログを更新して

  • 三日坊主という言葉を用いた自虐ネタをかます
  • 近状報告を行う

などのブログあるあるを見事達成して、そのうえ「三日坊主どころか即日坊主じゃん!」と渾身のジョークで日本全国をわかせてしまったわけですが、さすがにまたしても即日坊主キメこむのはよろしくないと思ったので今こうして特に書きたいこともないのに無理やりに筆を這い回らせています。

 

どうせ編集画面を開くのなら折角だしハテナブログに備わっている機能をいろいろと試してやろうという魂胆のもと、リンクを貼る必要性なんか皆無の記事をわざわざ埋め込み形式で貼り付けたりしています。いいですねこれ、URLを貼るだけでサムネイルとして表示されやがる。まるで凄腕ブロガーじゃねえか。

※追記:実験の結果、自分で自分の記事にスターを付けれることも発覚しました。めっちゃ恥ずかしいけど実験結果としてセルフスターの痕跡は消さずに残しておきます

 

ブログ機能について学ぼう!ということで冒頭に貼り付ける名言を「無知の知。汝自身を知れ。」という一見すると学びについて語っているかのような名言をチョイスしたわけですが、これたぶん意味ぜんぜん違いますね。

 

さて、即日坊主を回避するために何でもいいからとにかく記事を投稿しなければならないという致し方ない事情があったとはいえ、URL貼り付けてスゲー!とかマジで裏でやってろって感じなので、今回は名言について私なりに意味不明な言葉を並べてみようと思います。

 

 

 

名言を名言たらしめているのは、それが名言であるということだ 

 

この名言どうですか?心にズシッと響きませんか?これ実は私が考えた名言なんです。なかなか高い次元でこの世の中の真理を突いていると思いませんか?インパクトと深みを兼ね備えていて、言葉の使われ方もいい具合に詩的だ。今回の記事では私が考えたこの名言の意味を少し解説します。

 

そもそも名言とは何なのか?

名言といっても様々なものがありますが、私が思うに名言というのは「本来なら複雑で理解しづらいはずの内容を、端的な言葉で、それが真理であると思わせられる発言」のことではないでしょうか?もっと分かりやすく言うのであれば「詳しく説明しているわけじゃないのにパッと見でナルホド!と思ってしまうポエム」こそが名言性の正体なのだと私は考えています。

 

生きるために食べよ、食べるために生きるな。

例えばこれもソクラテス大先生が残した名言の1つです。うっかり油断していると「な・・・なるほど~!!」って思ってしまいがちですが、騙されずに注意してよく考えてください。

 

「食べることが大好きな食いしん坊」はどうなんだ?

食いしん坊にとっては食べることがすなわち幸福であり、幸福を追求するために生きろという先生の教えに従うのであれば、まさに「食べるために生きる」ことになってしまうじゃないですか。

お分かりでしょうか。こんなにめちゃくちゃ有名な名言さえも、実は完全な真理というわけではないんです。当てはまる場合もあれば当てはまらない場合もある、ただの平凡な情報でしかないんです。

 

ソクラテス先生の名言を、冷静に客観的に冷めた目で分析すると

Aである場合もあるし、Bである場合もある。もしもあなたがAであるならば生きるために食べよ。

これくらい薄っぺらくて「当たり前じゃね?」という内容しか残らないんですよ。

 

他にも「時は金なり」というフレーズはたびたび目にするし、なるほど!確かに!真理だ!と思ってしまいがちだけれど「金で買えないものもある」というのも名言的ですよね。金で買えないものの代表例が時間だったりするわけです。

そして「二度あることは三度ある」と「三度目の正直」は内容からして明確に矛盾しています。真理にこだわるのであれば、どちらかが本当でもう片方は嘘でなければならないはずなのに。

 

つまり、そのフレーズが名言であるかどうかと、その内容が真理であるかどうかは、実はあまり関係ないんですよ。

 

ここで話は私が考えたオリジナル名言

名言を名言たらしめているのは、それが名言であるということだ

・・・に戻るわけです。今までずっと誰の許可も認可もなく「これは私が考えた名言です」と言っていましたが、恐らくあまり違和感は抱かなかったのではないでしょうか?

つまりそういうことなのです。

内容が真理であるかどうかは二の次で「これは名言だよ」というポジショニングそのものが「そのフレーズの名言っぽさ」を支える中核に他ならないのです。王様だから王座に座っているのではなくて、王座に座っている人を見て私たちが「王様だ!」と認識しているだけなのです。

 

 

 

・・・そろそろ2000文字を超えそうなので、いい加減このくだらない戯言も一旦ここで終わりにしようと思います(超えた)