文字捨て場

不要になった文字たちを供養する場所

はてなブログから届いた一通のメール

「お久しぶりです」という言葉を使うのがおこがましいほどお久しぶりです。

みなさん、ブログ3大あるあるってご存知ですか?

  1. 最初は意気込んで記事を書くが、すぐに更新が途絶えてしまう
  2. 更新が途絶えてしばらく経ったのち、とつぜん不意に再開されたかと思えば「三日坊主」という慣用句を用いて自虐を交えた近状報告を行う
  3. 上記2つだけだと寂しいのでこの3を追加しました

 

 ご存知ですか?とか言ってるけど私が勝手に3個ノミネートしただけだし、3大あるあるというか内容的には2個どころかもはや「単体あるある」なわけですが、皆さんも今までにこういうパターンを数多く見かけたことがあると思うんです。なので、ぜひ私にもこれやらせてください。

※もし仮にこの行為がHatena Blogの利用規約および国際法あるいはアルバニアの法律に抵触している場合はコメントで知らせてください。

 

 年末の大掃除の延長線として、未読メールが800件ほど溜まっているだらしないメールボックスの整理を行っていたところ「お久しぶりです、そろそろ記事を書きませんか?」みたいな感じの健気でひたむきなメールが何通か届いていたわけです。一瞬だけ冨樫先生の境地に至ったよ。そのメールには「近状をブログに書く」のボタンが添えられていました。

その時の私の心境をイメージとして表すならば・・・喧嘩の勢いで荷物も持たず両親に別れも告げず実家を飛び出し・・・大都会の荒波に飲まれ、傷つき消耗し・・・意地でも帰らないという意地さえいつしか消え去り・・・知り合いのいない生活にも少しずつ慣れはじめ、大人になり・・・そうして数年ぶりに再会を果たした両親は、少し背が縮んだのだろうか?いや私が伸びたのだ。当時、捨て去るかのように飛び出した私の部屋のベランダには、サボテンが大きな花を誇らしげに咲かせていた。

 

・・・みたいな情緒ある感じでは一切なくて、ただ単にあ~そういえばブログとか作ったっけ~って感じでした。 

 というわけでメールに添えられていた「近状をブログに書く」をクリックして今に至るわけですが、これがなかなか難しい。まず「近状」とは書いて字のごとく最近の状況・・・なわけですが、どの程度の期間を最近として区切るのかは人の感覚により変わってくるからです。宇宙が誕生したのは一説によると138億年前ですが、そんなスケールで「最近は人類が地球を支配してます~」なんて近状報告をしても、もはやそれは「あるあるの完遂」ではなくユニークな変人でしかなくなってしまいますよね。

なので、ジュラ紀を「最近」に含めたり、パンゲア大陸をエモいパワースポット扱いしたり、アンモナイトインスタ映えさせたりするのは今回は止めておこうと思います。

前回このブログが更新されたのは何時なのか優秀な探偵を雇って調べさせたのですが、調査報告によると「2017年の9月12日である可能性が極めて高い」とのことでした。今はもう2019年なので、前回の更新から1年以上の年月が経ってしまっている可能性が極めて高いわけですね。

というか、探偵の報告によると、このブログに初めて記事が投稿されたのも同年9月12日らしいのです。三日坊主の語源は「お坊さんになろうとして寺に入ったが、修業が厳しくて3日でやめてしまった」という古事が由来なのですが、9月12日にブログ作って最後の更新も9月12日ってコレもう即日坊主じゃないですか?寺にピンポンダッシュしただけじゃん。最速かよ。

 

っていう漫談を知り合いに話したところ、記事数がたったの2件なのにスターとか貰えてて登録読者までいるブログって、数字だけで見れば超エリートらしいじゃないですか。マジ?

はてなブログのシステムをあんまり理解できてないけれど、こんな意味の分からんブログを登録したりスター押してくれてた人ありがとう。サボテンに水をやってくれてありがとう。